2011年10月27日 22:07
当日までいろんな駆け引きや路線転換などがありましたが、一時は7球団競合と言われていた藤岡(東洋大)は結局3球団の指名で千葉ロッテ、同じく3球団から指名された高橋(東海大甲府高)は中日がそれぞれ交渉権を獲得。
読売以外は浪人、海外を示唆していた菅野(東海大)を強行指名した日本ハム。
去年の斎藤もそうですが、クジにも強く圧力にもめげない姿勢は絶賛されることでしょう。
一部からは、叔父が原監督にあたる菅野の指名をした日本ハムを批判する声がありますが、志望届を出した以上、指名は自由。
しかも、読売は先にくじを引いて外したんですから、何も言えません。
マスコミもスポニチやサンスポは「強奪」という見出しをつけてますが、ルール通りですから、この書き方は問題あり。
「本人も行きたがっているし、血縁関係者だから、他球団はその球団に行けるように指名回避して当然」という声をあげる読売ファンは、先述したルールを知らないどころか、自分たちの都合の悪いことは忘れるようにできてますね。
兄が現役選手、父親が当時は中日の寮長をしていた堂上直をドラフト1位指名したのはどこですか?ってこと。
(クジを外して、坂本を指名)
7位にソフトボール選手を指名するなど、今回は北海道日本ハムが話題のすべてを持って行き、横浜のクジ2連敗は颯爽と忘れ去られているドラフトですが、ただ、スタートラインに立っただけ。
これからの努力でいくらでも変わります。
各球団1位指名選手
中日 高橋周平 内 東海大甲府高
東京 川上竜平 外 光星学院高(高橋→×)
読売 松本竜也 投 英明高(菅野→×)
阪神 伊藤隼太 外 慶大
広島 野村祐輔 投 明大
横浜 北方悠誠 投 唐津商高(藤岡→×、松本→×)
福岡 武田翔太 投 宮崎日大高
北海 菅野智之 投 東海大
埼玉 十亀剣 投 JR東日本
オリ 安達了一 内 東芝(高橋→×)
東北 武藤好貴 投 JR北海道 (藤岡→×)
千葉 藤岡貴裕 投 東洋大
アマチュアはわからないので、コメントしづらいのですが、藤岡、中後(近畿大)と評判の高い左投手2枚を指名できた千葉ロッテがいいドラフトだったのでは?
高木次期監督の最初の大仕事成功、などと出ていたが、これが最後にならないことを願う。
高齢化(というか壁が高すぎる)した内野陣、さらには長打の打てる左打者という補強方針に合致しており、問題はないでしょう。
2位以下は全て右投手5人。
2位 西川健太郎 星稜高
3位 田島慎二 東海学園大
4位 辻孟彦 日体大
5位 川崎貴弘 津東高
6位 宋相勲 韓国・信一高
成功、失敗はここでいうことではなく将来わかることなので触れませんが、スカウト陣が希望した選手を獲得できたようなので、よかったのではないでしょうか?
6位の宋は韓国の高校だが、福井工大福井高に交換留学した経験があり、今回は特例で指名OKとのこと。
韓国のドラフトを蹴って中日入りを希望しているとのことですし、こういう選手を見つけるのもまたスカウトの腕でしょう。
指名は下位だが、投手では高橋聡、小林、山井、川井、鈴木、野手では井端、大島、堂上剛と一軍で活躍する選手はいる。
チャンスは少ないかもしれないが、それを掴み取るのもプロの仕事です。
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